徹底的に国政の無駄を省くには田中康夫前長野県知事の経験を生かす
まずやるべきことは、予算の見直しをして無駄なことは切り捨て、談合や、天下りを無くすことだと思います。これなら、日本独自でできることなので、(多分これらをしても、日米安全保障条約で縛られないと思うので)参議院が主体となって諸法案を出し衆議院も巻き込んでこれをやる。長野県での実績からして一番確かなやり方であると思いますので、参議院で最大勢力である民主党と他の野党と組んで参議院から法案をどしどし提出して衆議院で国民の前で徹底的に議論してもらう。こうしないと、選挙で民主党の掲げたたくさんの公約もほとんど財政の裏づけが取れないまま、やはり自民党でないとだめかと言うことになってしまうのではないかと思います。
田中康夫さんは頑張ったのですが、与党になってくれたのは共産党だけと言う状況で悪戦苦闘をしていました。どうしてなのかと飯田地方の有力者にお聞きしたら、県知事は県民が直接選ぶが、県会議員、地方自治体の首長、議員は、地元の各組織を動員して選ばれる。それらの親分は過去どっぷりと談合と馴れ合いで名を成し財を成しそのお金と組織に乗っかって選ばれている。田中前知事のように直接県民に意見を聞くというようなやり方ではうまみがなくなってしまう。だから必死で潰しにかかっているわけだと言うのです。私が個人的に思いますのは、最後の決め手が銀行。銀行すじ、銀行と言うものは確かな借り手がたっぷりとお金を借りてくれなければ旨みがないですから、県がお金の使い方を絞り込んで借金をしなくなれば儲けは減るばかりです。田中知事の前の知事はあまりにも多く借金を抱え込んで、銀行すじでさえもこれではだめだと言うことで、田中前知事を応援したのですが、最後は見捨てました。
田中さんは組織を動かすのが得意でなかったようですので、参議院の各政党と組めば、民主党のように小泉前首相が言ったように基盤も政策もほとんど自民党と同じような党であれば、国民の監視の目がしっかりしていれば、田中さんが孤立してしまうことも無く緩やかであっても変化させることは出来ると思います。
国民には、党首会談などで直接見解を述べることができますから、それを聞いた国民が民主党や他の政党を監視していれば良いわけです。
田中さんは小説家で生一本という感じでしたが、世の中いろいろの階層があり、利害も対立しますから、組織的に動かなければ理想論も理想に終わってしまうと言うことだと思いますので、ぜひこれからは参議院で上手く働く場を作っていってほしいものだと思います。
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