頑張らねば、母のためにもフィットネス。どうなる日本人の老後。
昨日の昼食時、母が信毎一面のトップに特養など介護施設が足りなくて、待機者が1施設あたり平均265人と言うニュースを見て、家族に迷惑をかけるなあと言っていました。ところがこの問題、そんなに単純ではないのです。今80歳以上の人は、戦前、戦後の苦しい時期を乗り切ってきた人たちで、体力気力とも旺盛だった人たちなので、医療の発達と言うこともあり長生きができるのです。私の母の場合、病院の先生から、インフルエンザや骨折などをしなければ、107歳ぐらいまでの後20年は生きられるので、適度な運動をして良く食べよく眠り元気で長生きをしてくださいと言われました。ともかく内臓がしっかりしているとのことでした。
あと20年と言うことは私が83歳と言うことですが、私の父も、叔父さんも、お祖母さん達は皆79歳でなくなっていますので、私も順調に行ってもそのくらいが寿命ではないかと思っているのです。そうするとその後誰が面倒を見てくれるかと言うことが母の心配事になるわけです。
そんな訳で一日も長く元気で私たち夫婦が生き延びなければ、先立つ不幸をお許しくださいといっても、実際母が困る日数は増えるわけで、日本全体にこういった光景が生まれますから、他人事でなく社会福祉を早く充実させないと目を覆うばかりの惨憺たる世の中になってしまいます。
そういう訳で、私がフィットネスクラブに通うことは、母のためにも役立つのかななどと思いました。妻はアルピニストで私より元気が良いので、私が先になくなってももしかすると妻が母の面倒を見られる年齢まで生きてくれるかもしれませんが。体の鍛え方では、母には及ばないと思いますので心配です。私の子供たちは、とてもおばあちゃんの面倒を見れるほど余裕は無いと思いますから、やはり社会的責任として、老齢者対策をとっていく必要があると思います。
昨日もフィットネスクラブに行き、財務諸表の勉強をしたのですが、法人税納税までは良かったのですが、配当と純資産の部のところで訳がわからなくなってしまい、顔を上げたら、テレビで「辻井信行、国際ピアノコンクール優勝までの全記録」と言うのをやっていて疲れを癒すために見ていたのですが、そのうちに目頭が熱くなってきて涙が出てしまいました。全盲でピアノを世界コンクールで優勝するほど勉強したのです。もちろん両親や、幾多の先生方の協力もあったことでしょう。それにしてもです生半端な姿勢ではとうてい実現は不可能だったと思います。彼の困難さに比べたら、私がこの歳でなどと言って財務諸表の勉強をあきらめてはいけないと思い、力がわきました。
もう一つ思ったのは、彼などのように世界的に活躍する青年もいるのに、テレビを犯罪で賑わす若者もいる。一体この違いはなんだろうかと思うのですが、犯罪を取り締まっている警察や検察が膨大なデーターを握っているのにそれらの資料を生かさず対策を取らない。問題の本質はわかっていると思います。そうでなければお前さんらは馬鹿かと言われてしまいます。わかっていても手を打てない理由と言うものがあるのではないかと思うのです。
実験計画法で有名な田口玄一さんの著書「タグチメソッド我が発想法」の中で、アメリカで病気対策の方法を研究した時、最後に誰が儲かるのかと言うことが問題になり、儲かると言うか助かるのは病人であって製薬会社ではないということで、その薬は日の目を見なかったと言う話が書いてありましたが、この話も多分同じではないかと思うのです。世界平和のための戦争もあるのだといっているオバマさんも本心から言っているとは思えませんが、本当に平和になったら困る人たちもいるにはいるのではないでしょうか。
こんなことを考えながら、辻井さんのテレビを最後まで見ていたので、運動予定時間が短くなってしまい、昨日はエアロバイクの負荷を30Wからいきなり50Wに上げて脈拍を100以内で30分ぐらいで105Kcal消費の運動をしてきました。
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